形見分け

遺産相続とは異なる「形見分け」

「形見分け」は亡くなった人が生前に所有していた持ち物を遺族や関係者が分け合ってそれぞれ持ち帰るということです。

故人の所有物の分配というと「遺産相続」という方法もありますが、遺産は財産価値が高く資産として計上をすることができるものを主に取扱ますが、「形見分け」では必ずしも財産的価値がある品物ばかりが対象になるわけではなく、生前の故人との思い出やその人との関係の中で決めていきます。

ただし形見分けの中には代々伝えられてきた高価な宝石やアクセサリー類などといったものが含まれる場合もありますので、そうした価値の高いものの場合は相続人からの異議申し立てがあると遺産分割の対象になることもあるかもしれません。

ですが基本的には持っていた持ち物の分配をするということがメインとなりますので、資産の分配とは別物として考えた方がよいでしょう。

形見分けに適した時期とは

形見分けは遺産相続と異なり法的な根拠はありませんので、基本的に遺族がそれぞれ自由に決めてしまっても構いません。

ただし例えば仏教の場合には亡くなった人は49日が過ぎるまではこの世をさまよう存在であるため、49日を過ぎてから本格的に片付けを行うというふうにするのが一般的です。

キリスト教や神道の場合にも特に決まりはありませんが、だいたい死後1ヶ月くらいの間をおいて身辺が落ち着いてから行うということが多いようです。

形見分けをするときにはまずいるものといらないものとを分けて、片付けをしながら行うのが一般的です。

生前一人ぐらしをしていたという人なら、使用しなくなった家財を売却や譲渡をしたり、不要なものを粗大ごみとして出す必要があります。

できれば形見分けには親しかった方に直接来てもらい、どういったものを記念にもらいたいかということを伝えてもらうようにしましょう。

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