お香典の包み方・渡し方

袱紗に包んで香典を持っていくのがマナー

香典は通常香典袋となる封筒に入れて自宅や葬儀場に持参しますが、その封筒のままむき身で持っていくことがないようにしましょう。
香典は袱紗に包んでいくのがマナーとなっているからです。

元々、日本では一つの礼儀として、香典に限らず金銭などの贈り物は袱紗に包んで慎ましく渡すというのが礼儀とされてきました。
そのため、その習慣と礼儀は現在でも残っていて、特に香典ではその習慣が強く残っています。

袱紗は元々絹の布のことですが、現在では香典用の和紙袋を絹製の袱紗代わりとすることもあります。
色はいろいろなものがありますが、紫や黒が多く、控えめなものを選ぶことが大事です。
封筒が見えないように全体に袱紗で包んで持っていきましょう。

とはいえ、袱紗に包んだまま受付などに渡すことないようにしましょう。
手渡す時には丁寧に袱紗から香典袋を出して、その袋のみを受付の人に手渡すのがマナーです。
袱紗のままだと、縁起が悪いとされていますので、十分注意するようにしましょう。

受付での記帳とあいさつ

香典を渡す場はたいてい葬儀場や自宅の入り口に設置された受付です。
受付では、記帳をしてから香典を係の人に手渡すことになりますが、場合によって香典帳と芳名帳の二種類が用意されていることがありますので、必要に応じて両方に記入することになります。
香典帳は香典を持ってきた人のためのリストであり、芳名帳は参列した人全員のリストです。

受付でお香典を渡す際には、何らかのお悔やみの言葉をかけることができます。
しかし、たくさんの参列者がある時などは、黙礼するだけでも構いません。

実際には多くの人が黙礼だけで済ませていますので、特にお悔やみの言葉をかけないといけないというわけではありません。
社葬などの大規模でたくさんの人が葬儀に来るような場合には、スムーズに記帳や香典の受け取りを行う必要がありますので、あいさつやお悔やみをスマートにしてあげることも大事な配慮となります。

自宅葬や密葬の場合の香典の渡し方

葬儀場で葬儀を行い、受付が設けられている時は、香典をどこで渡せばいいかすぐに見分けが付きます。
しかし、自宅葬という形でなされる場合や、密葬などかなりこじんまりとした葬儀だと、受付が設けられないことが多いので、誰にどのタイミングで渡したら良いか迷ってしまうこともあります。

そのような時は、ご遺族、できれば喪主に聞いてその場で手渡すのがベストでしょう。
元来香典は祭壇に供えるものですが、現金という性質上、いろいろな事態を想定して、安心できる人に直接手渡すのが無難です。
また、葬儀に参列できず郵送する場合には、必ず現金書留を用い香典袋のまま郵送するのがマナーです。

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